2019年04月21日

LOVE LOCAL LIFE #3 北本/吉見

地元に愛着を感じるランキング万年最下位
「埼玉には何もない」 が県民の主な共通認識
都会と言えば東京に笑われ、田舎といえば北関東に怒られる。
そんな、これといった特徴も自慢したいこともない埼玉からお届けする


    LOVE LOCAL LIFE in SAITAMA

  #3  蒲どのの愛した桜

   Ishito Kabazakura@北本/吉見

 


毎日下を向いて暮らしている基本ネクラな川越山田店UCAR担当のコバヤシです!

下を向いて、なんて言うと後ろ向きな印象もありますが、野村監督も著書の中で「下を向いて暮らせ」よく言いますし、こと散歩については、下を向いて歩いている方が断然有意義、そんな風に感じています。

先日、側溝の中に小さな花を見つけました。たぶんヒメフウロだと思います。

こんなん下を向いて歩いていればこそ。小さな花が下を向いて暮らす自分を肯定してくれたようでちょっぴり嬉しい気持ちになりました。

ただ、今時期だけは思わず上を見上げてしまいますね。

どうして僕たち日本人は、こんなにも桜が好きなんでしょうか。

特に今年はタイミング良く上尾方面に用事があったことで、初めて咲いている蒲ザクラを愛でることが出来ました。

一度で良いので咲いている姿を拝んでおきたいと思ってたんですよね。蒲どのと呼ばれた人が、どんな気持ちでこの桜を見上げたのかを想像すると・・・

 

え? 人なの???

ええ人ですね。カバだと思っている方も多そうですけどカバな訳ないですよね。荒川にカバが居たら大事件ですよね

蒲どの、または蒲冠者(かばのかじゃ)とは、今の静岡県浜松市の蒲地区で生まれたとある高貴なお方のことを言います。土地勘が無いのでよく分かりませんが、蒲小学校というのを見つけたのでたぶんこの辺だろうと思います。

高貴なお方、埼玉県民になる。

浜松に生まれたとある高貴なお方は、いろいろあって(平治の乱)蒲地区に居難くなったのでしょう。はるばる埼玉県吉見町までやってきて、この地で成人しました。

とある高貴なお方が住まわれていたから「御所」という大字なんですね、たぶん

そして、運命の治承4年。

伊豆の源頼朝(みなもとのよりとも)が挙兵を決意すると、吉見町にお住まいのとある高貴なお方も立ち上がります。

とある高貴なお方とは

   源頼朝の弟

   源範頼(みなもとののりより)。

日本史にその名を残す名将の一人であることに違いありませんが、義経(よしつね)が目立ちすぎたせいで、若干影の薄い存在かもしれませんね。

そんな高貴なお方である範頼がナゼ吉見町に引っ越してきたのか、不思議に感じる方も多いと思います。もうちょっと都会でも良かったんじゃないの、と。

いえいえいえ。この頃の吉見町一帯は結構な都会だった気がするんですね。それは神社や郷の数から想像出来たりするのですが、その話は長くなるので置いといて

吉見町には式内社が3つもある((((;゚Д゚))))

源氏と吉見町のある「比企」はとても縁の深い場所でした。どれくらい縁が深いかというと、毎年7月に伊豆の修善寺で行われる「頼家(よりいえ)祭り」の頼家の奥様役は、

     今も

     東松山市役所の

     新入職員さんが

     演じられている、くらいに!

     源氏と比企は縁が深い!!

コレは凄いことだと思うんですよ? 源氏と比企の縁が人知れず続いてきたなんて、ちょっと感動的すぎますよ。なので、何度も言いますけど、埼玉には何もないとか言わんで下さいね。埼玉には源氏とのめっちゃ深い縁があるんですからね。

話を戻して範頼(のりより)です。いろいろあって(曽我兄弟の仇討他)修善寺に幽閉され、そこで死んだということになっています。

ただ、範頼の死についてはナゾも多く、お墓も、修善寺の他に、鳥取県や横浜市、そして

   埼玉県にもあったりします

   その場所が北本市の蒲ザクラなんですね。

日本五大桜のうちの一本です! いろいろあるぜ埼玉

そして、伝説へ・・・。

範頼は修善寺で死なず吉見に戻ってきたのだと思います(妄想です)。

そして、春になり桜が咲くと、少数の郎党たちと荒川を渡り、ささやかなお花見をした。

範頼が暮らしたと伝わる息障院。お堀的なものが残ってますね!

もしかしたら、お酒も飲んで、少し酔って「自分が死んだら、この桜の木の下に埋めて欲しい」的なことを、軽い感じで言っちゃったのかもしれません(妄想ばっかり)

蒲ザクラの根本にお墓があります。

卒塔婆をズームアップして見てみましょう。

源範頼の文字が見えますね。

 

真相はナゾですが、きっと範頼はこの桜を見上げたと思います。

今よりずっと小さかったかもしれませんし、もしかしたら今の蒲ザクラは2代目で、範頼が見上げた桜は別のものだったかもしれませんが、いずれにせよ範頼はココで桜を楽しんだのだと思います。

どんな気持ちで見上げたんでしょうね。表向きは「死んだ」ってことになってますから内心ウッキウキでも「ウェイウェーイwww」とか出来ませんよね。

 

LOVE LOCAL FOOD:とあるコンビニにて。

勢いで買っちゃっいましたが、まあ何といいますかフツーに美味しいフツーの菓子パンでした。力いっぱい吉見を名乗るのだからイチゴくらい入っていてもいいと思うんですよ?